ASICS METASPEED SKY 使用感レビュー アシックス メタスピードスカイ

シューズ

はじめに

今回は前回に引き続き、3月30日に発表され、昨日31日よりアシックスオンラインストアにて先行発売された、ランナーに最高のパフォーマンスを提供するトップアスリートへ向けた本気のレーシングモデルである METASPEED™ Skyをレビューしていきます‼!4月9日(金)から、一部のアシックス直営店、全国のスポーツ用品店で順次発売予定

結論から言うと、ストライド走法のトップアスリートへ向けて速く走るためにフォーカスしたシューズですが、サブ3未満のピッチ走法の市民ランナーでも気持ちよく履けました。(5000mを単独走にて自己ベストに8秒遅い18’38’’)

今回はこのMETASPEEDSKYの使用感をサブ3目標レベルのランナー目線で紹介していきたいと思います。

開封レビューをまだの方はこちらからどうぞ。

※私はASICSのプロモーション企画である「TRY!ASICS!」の活動に参加させていただいております。こちらの「METASPEED Sky」も提供していただいたものとなります。記事の内容に関しましては私個人の意見と感想を、あくまでも1人のランナーとして率直に述べさせていただいております。

公式HPはこちら!!また、Amazonでも取り扱いがあります。

投稿者のランニングスペック

  • 4年前に思いつきで走り始める(週1〜2回、6km程度)
  • 1年前本格的に走り始める
  • 自己ベスト 5000m  18’30” (201227 まるおカップ)(METARACER)
  • ピッチ走法

実走(流し)

日中晴天の中、タータンのトラックにて実走してきました。走るのには暑いくらいの気候でしたが、エンジニアードメッシュのおかげか、シューズの中は熱も湿気もこもらずに快適でした。

5000mのTTを計画していたため、まずはアップジョグとドリルまで行い、流しからMETASPEEDSKY投入です。実際にトラックで履いてみると普段より少しソールが厚いだけで目線が高くなった気がしました。

また、昨日見落としてしまったが、シュータンが通気性を意識したのか穴あきになっています!!そしてめちゃめちゃ薄いです。ここまで薄くてあたりが気にならないシュータンは初めてですね。すごいことなのにフィット感が良すぎて存在感がなかったのでレビューし忘れてしまいました。

まずは走る前にその場で飛んだり跳ねたり!!するとポンポン地面からの反発を貰える感覚が伝わってきました。軽くて柔らかい反発感の中にも適度な硬さを持っています。レスポンスがよく力が逃げずにダイレクトに返ってくる感じとでもいいましょうか?沈み込みすぎることはなく、着地と同時にすぐにポーンって宙に浮くイメージです。フューエルセルエリートのようなしっかりしてるんだけどモチッとしているような感覚にFFBLASTのポンポン感、そしてVFN%のようなしっかりした反発感が得られると言った感じです。

流しをしてみるといつもより緩めに走って普段と同じくらいのタイムで100.200(18秒、37秒)を走ることが出来ました。走ってみてもシューズが沈み混みすぎるわけでなく、しっかり欲しいタイミングで返ってくるので次の1歩がぴょーんって出てきてくれます。滞空時間?浮遊期?がいつもより長く感じました(ストライド伸びてる)

そしてFFBLASTターボ+カーボンのおかげで脚は自分でほとんど操作せずにトップの位置まで戻ってきてくれるイメージでした。なのであとは軸(体幹)をしっかり保って腰が落ちないようにして腕をしっかり振りさえすればどんどん脚が出てくる感覚です。あとはスピードに乗れば乗るほどストライドが伸びていく感じです。いつもはスピードが上がるにつれて、タッタッタッとテンポよく地面を転がるような滑るような感覚で走るのですが、今日は飛んでいるような感覚でした。そしてシューズの推進力がすごいのか、スピードを殺しにくい設計になっているのか、止まろうとしてもなかなか止まらなかったですね。

実走(5000m)

そして5000mTT(18’38’’)

調子に乗って気持ちよく入るとオーバーペースで後半やられると思い、ベストタイムよりやや落として入ることに。しかし2週間程サボって暴飲暴食していた体には最初の1000mで息上がるし呼吸しんどかったですね。3000行く前にゼーハーフラフラ。

そこからはもう意地で!!脚にはまだ余力があったので一旦冷静になって深呼吸して腰高キープ、そして肩の力抜いて脇締めて、横にブレていた腕振りを縦に戻してリズム良く。ゆったりしたフォームを意識することでより一層シューズのリターンが良くなりストライドが伸びた気がしました。するとラップタイムも尻上がりに。そのまま粘って、ラスト2周で切り替えることにも成功。バテバテの割に後半失速せず、むしろあげて行けたのはお世辞抜きにMETASPEED SKYの性能のおかげかなと思いました。

川内優輝選手も1歩1歩が安定したと言っていたし、資料にもカーボンにより走行の安定を図ったと書いてありました。走ってみて実感!まさにその通りですね。川内選手は履きこなすためにハムストリングス周辺の筋トレを精力的におこなったそうです。ですが今日走った感じ、個人的には筋トレしないと履けないなと思うほどの負荷やハリをハムストリングスやその他の部位に感じることはありませんでした。これは距離が5000mと短いからなのか、自分のペースラインやストライド幅だとまだその次元に達していないのでしょうか?その辺は分かりませんが、トップアスリートはシューズの違いで様々な調整だったり感覚のズレだったりがあるのでしょう。

懸念点とすれば、初めて足裏にマメができたことですかね。最近走れておらず、足裏がやわやわだったこと、いつも使っている保護クリームを塗り忘れていたこと、この2点があるので断言は出来ないのですが、ストライドが伸びることで1歩1歩の踏み込み時にかかる負荷や摩擦が増えていることも予想されます。今後も使用する度に足の皮膚トラブルが出るようなら要注意ですし、このシューズに対応出来なかったってことになりますかね?

マメの原因と対策についてはこちら!

もう一点、途中でいつもの走り方のイメージからこのシューズに合わせたストライド寄りの走法に変えたのも事実です。これはアシックスの目指す「パーソナライゼーション」とは若干異なってきます。アシックスは一人一人にあったシューズや製品を提供することを目標としています。しかし、私レベルのランナーですとまだまだフォームは定まっていませんし、実際にどのようなフォームがあっているのかもわかりません。今回はその中で回転数を少々落とし、ストライドを広げて走るという新たな可能性を提示してくれたような気がします。

まとめ

トップアスリートのストライド走法のランナーが速く走れるようにとことん拘った設計という事で、正直オーバースペックで扱いきれない代物かと思っていました。しかし1歩1歩の踏み込みが安定しているので、自分でも履けるかも!疲れずに速く遠くまで走れるかも!!と思えるシューズでした。

今後ハーフなど距離を伸ばしていったとき、パフォーマンスや自分の体にどのような影響があるのかも気になります。ストライド走法向けのSKYでここまでいい感触で走れたなら、ピッチ走法ランナーに向けて最適化されているedgeを履いたときにどのような感覚で走ることができるのかも合わせてたのしみです。

以上!!実際に走ってみてのレビューでした!!

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